仕事を楽にし、人生を楽しく
人類誕生以来、人はさまざまな道具を発明してきました。石器や土器に始まり、
鉄を使った農耕具、武器、蒸気機関の発明により産業革命がおこりました。
そして現在では、コンピュータ、インターネット、無線技術、バッテリーの発達により
スマートフォン前提の社会になっています。今後は、AIとこれらの技術を組み合わせ、
人間では扱うことが出来なかったビッグデータの活用に進んでいきます。
一方で人間の本質的・本能的な部分は、その現在の技術革新の進歩に全く追いついてないと言えます。
むしろ本能的に害悪になっている部分がありますと言われています。
人間は古代から現在まで飢えと病気、外敵から身を守る、ということに対して、進化と道具の発明をしてきました。
しかし現代では科学技術の発展のおかげで、飢えはなくなり、病気も治るようになり、人間を襲う外敵(人間同士以外)はいなくなりました。
今では人間は食物連鎖の頂点にいます。古代からの人類の課題は、科学技術の発展で全て解消をされたと言えます。
それでも今現在、科学技術は発展し続けています。それは何のためにか・・・ なぜか・・・
もうそれは、人の欲の以外にはないと思います。
これは人の本能的な部分で止められません。
今後も人の欲求のままに科学技術は発展し続けます。
これからは我々もここを十分理解して付き合っていかなければなりません。
現在の科学技術は「本能的にはむしろ害悪」と先に述べました。
昨今の研究でスマートフォンがその代表格だと言われています。
下記のスマートフォンのスマートフォンの利用実態調査では、
10代が利用時間が最も多く、1日で2時間以上スマホを使ている人が全体の80%以上
30代~40代でも50%以上でそれだけ使っています。
仕事や勉強に必要に応じて適切に使っているならいいのですが、
そうでない場合はかなり時間をスマートフォンに奪われていることになります。
またある研究では、平均的なスマートフォン利用者がスマートフォンでムダに浪費している時間は、
年間で1か月分およそ720時間になると言われています。
LINEなどのSNS通知は、集中を途切れさせ仕事を効率を下げると指摘されています。
また休憩時間中や空き時間にスマホを見ているだけで脳は興奮し、脳が休まらない、
故に常に疲れが取れない、疲労感が溜まる原因の1つにも指摘されています。
他にもたくさんありますが、スマートフォンは仕事の効率を飛躍的に上げた一方で、
人々から時間を奪っているとも言えます。
現在の科学技術の発展は、人間の古代からの課題は解決し、
これ以上の発展は不要とも言えますが、
脳が興奮するのでそれを無意識に欲しているし、
人間の欲求のままに科学技術は発展しつづける、
という状況です。
この状況は誰にも変えることはできません。
だからこのことを踏まえ、よく勉強して、
うまくこれらと付き合っていくしかない、
と私は考えています。
こういった事を知らずにスマホやインターネットを使ったり、
無駄な仕事をしている人がどれほど多いことか。
おそらくそれすら気づいていない人がほとんどだと思います。
だから無駄に時間を浪費し、なかなか仕事が進まないが、なんだか忙しい。
SNSの通知や突如くる電話、さまざまな方面から来る依頼で振り回され、
なかなか自分の仕事が片付かないが、なんだか忙しい、何も終わらないまま
何かをやりきった感がないまま1日が過ぎ、
1週間が過ぎ、1カ月が過ぎ、そして1年が過ぎる。
ただただ忙しいだけ、1年間何してきたのだろう。それすら考えない。
ただただ日々の忙しさに満足?している人の多いこと。
これは非常に由々しき問題です。
人は、何かに集中している時、何かをやりきった感があると幸せを感じるようにできているそうです。
しかし上述のようなことをしていると、やりきった感がなく、決して幸せを感じることはありません。
残念なことです。
こういったことを、少しでも知って、少し勉強して、少し行動を変えるだけも、
少しづつ変わっていき、それを続けることでかなり変わります。
私がそうでした。
私はそんなただ忙しい、という方々のお役に少しでも立てたらと思い、
「仕事を楽に、人生を楽しく」
と会社のビジョンに掲げることにしました。
ただ忙しくしていることが仕事ではありません。
しっかりやるべき事を終わらせる。それが仕事ですし、
そうすることでやりきった感を感じることができます。
そうすると少しばかり幸せを感じることができる。
「人の幸せさは、大切に使った時間に比例する」
これは私の様々な経験から思いついた1つの法則です。
万有引力の法則やエネルギー保存の法則と同じく、おそらく事実であり、真実だと思います。
人間は進化の過程でそのように出来てきた、とそう思うのです。
株式会社ネットワーク東海
代表取締役社長 岩田好史
行動指針
時間大切 | 堀江貴文さんの曲「No More Telephone!」の歌詞の一説。 言葉で言うのは簡単だが、どれだけ時間について考えるかがポイント。 「相手の時間を奪わない、自分の時間を奪わせない」を基準に行動と仕組みに落とし込む。 時間に追われることなく、時間を無駄なく大切に使えるための仕組みを自社で導入し実践。 終身雇用が終焉した個の時代、生き残っていくためには必須のスキル。 また自社の実践ノウハウをお客様にも提案・提供する。 |
整理整頓 | 要らないものは要らない。 片づけてから、次の仕事についた方が効率がよい。 雑多なものは、人の集中を途切れさせ、仕事の効率を妨げる。 トヨタ自動車の基礎の基礎。 5Sはとても重要。 |
今に集中 | すべきことに集中し、一つ一つで着実に成果を出す。 そうすることで無駄な時間が減り、仕事も早く終わる。 集中することでやりきった感も生まれ、一日一日が充実した日々となる。 結果、人は幸せを感じることができ、人生全体を通して幸せになれる。 |
道具は大事 道具を発明 | 人類は仕事を楽をするために新しい道具を発明してきた。 道具の発明は人類の歴史であり、それは今後も変わらない。 道具を使いこなし、新たな道具の開発をして、仕事を楽にする。 道具なしで無駄に時間を浪費する必要はない。 いままで時間がかかり難しかった仕事でも同じ仕事。 |
すぐに実行 | Done is Better Than Perfect. FaceBook 会長のマークザッカーバーグの言葉。 完璧を求めて、あれこれ悩んで何も実行できないより、 ある程度やってしまった方が物事うまく行くということ。 まずは何でもやりきることで、達成感も生まれ、人の幸せにもつながる。 |